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太平電機ECOひいきプロジェクト

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樋口社長のECOひいきコラム

「アマミノクロウサギ シロタビタイプ」について

 

コラム10 「アマミノクロウサギ シロタビタイプ」について

アマミノクロウサギ
徳之島虹の会様ご提供

アマミノクロウサギ白足袋
徳之島虹の会様ご提供

奄美大島と徳之島にのみ生息するアマミノクロウサギ。昭和38年に国の特別天然記念物に指定されています。(詳しくはコラム5)

 

奄美大島、徳之島のどちらのアマミノクロウサギも遺伝子的には同じとされています。また形態も同様です。ですが、実は徳之島には後ろ足2本の足先が白い個体が頻繁に見つかっています。このタイプを現地の自然保護活動をしている皆さんは「白足袋」と呼んでいます。

 

徳之島は大きく2つの山地に分かれていて、北部が天城岳、中部に井之川岳があります。この「白足袋」は、中部の井之川岳周辺で特に多く見られるそうです。(私も見たことがまだない)

井之川岳周辺も全身黒いアマミノクロウサギが主ですが少ない割合で白足袋がいるそうです。

 

また、白い足についての疑問として、1本だけ、2本だけ、3本、4本がいるのか、また、白い足は前なのか、後ろなのか、前と後ろなのかなど疑問がありました。

日頃アマミノクロウサギの調査をしている徳之島虹の会の方に聞いたところ、後ろ足2本という答えが返ってきました。

動物の世界ではアルビノ、白化個体など白くなる現象がありますが、その場合いろいろなところが白くなったり全身が白くなったりします。

そうすると白くなるように進化してきたのか?という疑問が生まれます。

なぜ後ろ足2本が白く進化したのか?

進化は生存に有利になるように形態が変わっていきます。足の先が白いとなにか有利なことがあるのか?

・土が白っぽく?足の先が保護色となる?先だけ保護色でも意味がないし・・・

・後ろ足2本が白いと全身が黒いアマミノクロウサギとしてはそこが目立ち、逃げているときに後ろにいる仲間に知らせやすい?だから前足は黒いまま?

・それなら井之川岳周辺の方が開けたところを走って逃げることが多い環境なのか?などの勝手な推測が頭をめぐります。

生きた化石といわれ、何百万年も離島に隔離されたまま現代に暮らすアマミノクロウサギ。もしかするとさらに何百万年も立つと、白足袋が新しい「別亜種」さらに「別種」に進化していく可能性があると思っています。

この白足袋タイプはまだ亜種にまでも分化していない、わずかな違いが徳之島で起こっているのではないかと思います。

 

生物の多様性が大切と言われていますが、亜種にまで分かれてはいない多様性にも注目して欲しい気持ちがあり、この「アマミノクロウサギ シロタビ」を「地域の自然を守るタオル®」として商品化いたしました。

徳之島の島内のみでの販売です。パッケージは障がい者支援センターいっぽ様で作業していただいております。また一枚当たり100円を弊社から「徳之島虹の会」様に寄付し、アマミノクロウサギをはじめとした徳之島の自然保護活動に役立てていただきます。

定期的に更新されますので、続きをお楽しみに!

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