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太平電機ECOひいきプロジェクト

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樋口社長のECOひいきコラム

③ 奄美大島に行こう!時期と行き方

コラム3 奄美大島に行こう! 時期と行き方

コラム2では奄美の野鳥の魅力について書かせていただきました。

そんな野鳥の楽園奄美大島に行くにはどうしたらよいか。よくそんな質問をいただきますのでコラムに書いてみることにしました。

●時期はいつが最適?

「初めて行くにはいつがいいの?」と一番多く質問をいただきます。

一言で言うと、梅雨時と台風シーズン以外の時期がよいと思います。

奄美大島の梅雨は、例年ゴールデンウイークの後に入り、6月末ころ明けます。

詳しくは気象庁のサイト

https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/kako_baiu02.html

写真1
ベニアジサシコアジサシ飛翔 笠利町 

ただ、梅雨の奄美大島も水が潤いとてもきれいです。またちょうど「リュウキュウアカショウビン」や、「リュウキュウサンコウチョウ」、「ベニアジサシ」写真1や「エリグロアジサシ」などの夏鳥が子育ての時期で、頻繁に出現するので出会う確率が高くてお勧めです。また、航空運賃も下がりますので、晴れ男晴れ女はチャレンジしてみてください。

台風シーズンは夏から秋。その年によって違いますが、11月に入ればほぼ平気だと思います。詳しくは気象庁のサイトをご覧下さい。

https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/typhoon/statistics/accession/amami.html

直撃すると欠航して行かれない、戻れないことになります。私の知人でも2組台風で行くのを断念したかたがいます。また私も現地で2回台風の直撃を味わいました。本州の台風とはまったく違う威力で驚きました。

写真2  ムナグロ 大瀬海岸

写真3  大瀬海岸

 

 

私は8月のお盆休みの時期はほとんど毎年行っていますが、その時期に台風に巻き込まれたことは運良く有りません。シギ、チドリはこの時期が一番見やすく、夏羽の残る「メダイチドリ」や、「ムナグロ」写真2などが干潟写真3に羽を休めています。

9月には通過する旅鳥として「アカハラダカ」が渡ってきます。大陸から朝鮮半島を経由して、九州、南西諸島と通過していきます。9月の中旬頃、運がよければ天の川のように天空を流れていきます。私はちなみに数羽の群れしか見たことが有りません。この期間は短く、数週間の間に限定されます。運がよければ数千羽の渡りを1人で独占できる?かもしれません。

また10月に入ると旅鳥として「エゾビタキ」写真4や「サシバ」などが渡ってきます。また冬鳥として「キセキレイ」や「チョウゲンボウ」などが見られるようになります。この時期は珍しい本州の野鳥も通過します。渡る蝶の「アサギマダラ」が見られるのもこの時期です。

写真4  エゾビタキ 笠利町

気象条件で言えば、冬の時期は問題が有りませんが、曇りがちです。

奄美の冬でも薄着できる温かい日もありますが、風が強いときは少し寒いのでジャンバーが必要です。

冬は本州と違い、たくさんの「シロハラ」や「キセキレイ」が越冬しています。また「ムネアカタヒバリ」や、「ツメナガホオジロ」など本州ではめったに見られない野鳥が越冬していることがあります。

写真5  ツバメ群れ  笠利町

 

また、3月はスギ花粉のアレルギーの方はお勧めです。杉はほぼありませんので、数日間でも行くことで、避難できます。ちょうどさえずりが始まる時期でもあり、マスクを外して森で深呼吸して、野鳥のコーラスを浴びることができます。

また、3月4月は北上する北上する夏鳥、立ち寄る旅鳥、北に帰る冬鳥のすべてが島を通過していきます。本州に渡る「ツバメ」写真5の大群、「ホトトギス」、「オウチュウ」、まだ出会っていませんが「ヤツガシラ」なども毎日どこかで記録されています。ゴールデンウイークはちょうどそのタイミングでお勧めです。

 

渡り鳥の情報は奄美野鳥の会のホームページがお勧めです。島外会員になると年に4回の会報が届きます。

http://www.synapse.ne.jp/~lidthi/aoc/wataridori/wataridoritop.htm

 

そして「ルリカケス」や「オーストンオオアカゲラ」など魅力ある留鳥がいつでもいますので、色々な時期に行ってみてはいかがでしょうか。

写真6
奄美大島行き 鹿児島便 プロペラ機

写真7  中之島

●交通手段

お勧めは飛行機です。奄美大島空港には、次の各地から便が出ています。

羽田⇔奄美、成田⇔奄美、大阪伊丹⇔奄美、福岡⇔奄美、鹿児島⇔奄美、名古屋⇔鹿児島経由奄美

時間のある方は、鹿児島港からの船旅もあります。

また、鹿児島⇔奄美で日本エアコミューターの便写真6だと、眼下にトカラ列島を望むコースで、このコースはサシバやアカハラダカの飛ぶコースです。プロペラ機なので高度が低く、口永良部島動画1や中之島写真7の噴火口を見ることができお得な遊覧飛行の気分が味わえます。

 

 ●安く行くにはLCCのバニラエアーで成田⇔奄美だと、片道1万円を切る時期があります。制約は有りますが、時間のある学生さんにはお勧めします。また、マイルを貯めて鹿児島⇔奄美の往復を無料で行く、羽田⇔鹿児島は航空会社の競争が激しく早割りで安く取る、その組み合わせもお勧めです。 

 

 ●時間の無い人は

羽田の場合、金曜日19時頃発の鹿児島行きがあります。鹿児島空港に21時ころ到着し、空港のそばのホテルに泊まります。

翌朝7時頃に奄美行きの便に乗ると、土曜日の8時には奄美に到着できます。

帰りは日曜日の夕方の奄美⇒鹿児島⇒羽田にすると、丸々2日間奄美にいることが可能です。

 

次回のコラム4は奄美に行こう 地域と日数、宿、エコツアーについて書く予定です。

動画1 口永良部島上空から撮影2015.3.28

本日2015.5.29噴火した口永良部島。島民の方が早く戻れることを祈ります。 動画は鹿児島から奄美大島へ行くプロペラ機から、口永良部島を撮影したものです。 3月24日火映(赤く溶岩が見られる)が見られ、その4日後の3月28日の映像です。 今日の噴火では噴煙が9000m上ったとのことで、驚きました。

定期的に更新されますので、続きをお楽しみに!

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