樋口社長のECOひいきコラム

ユネスコの世界自然遺産の日本の登録地は、現在白神山地、屋久島、知床、小笠原の四か所です。五か所目として、奄美・琉球諸島が日本国の推薦を受け、ユネスコに申請されました。

その中で世界自然遺産の登録候補地は、鹿児島県の奄美群島の奄美大島，徳之島，沖縄県では沖縄島北部及び西表島の四島が対象となっています。

世界自然遺産に登録されると、そのブランドイメージが上がりますが、観光客が押し寄せて、自然が荒れ、生物が絶滅に向かってしまうようでは本末転倒となります。

自然を壊すのも守れるのも人です。古くからの自然と共存してきた知恵と、新しい技術、そして守っていく心が揃えば、人の暮らしと産業と自然が共存できるのではないかと思っています。

生物を守るのはお役所や学者だけではなく、市民も企業も参加できます。太平電機ECOひいきプロジェクトでは、企業として自ら生物を守ることに参加し、また「地域の自然を守るタオル」の売り上げが自然保護団体の寄付金となる市民参加の仕組みを作りました。

現在までに奄美大島では「奄美猫部」「奄美野鳥の会」「奄美哺乳類研究会」徳之島では「徳之島虹の会」に寄付ができており、生物の保護活動資金に活用いただいております。

(寄付金記録)　http://www.taihei-madeinjapan-eco.jp/donation

このたび、企業も世界自然遺産の推進と自然保護の役に立ちたいということで「世界自然遺産推進共同体」が発足しました。約５０の企業、団体がメンバーとなり、弊社も島外、県外ではおそらく唯一の企業として加えていただきました。

第一回目の総会は１０月１日に開催され、他の企業様と交流をすることができました。

各企業がそれぞれ考え、できること、得意なことを生かして活動することになっています。

太平電機ECOひいきプロジェクトとしては、すでに昨年から販売している「地域の自然を守るタオル」からの売上金の自然保護団体への寄付を継続拡大していきたいと思っています。他のメンバー企業様との提携がその拡大を後押しする可能性があります。また、弊社が得意としている電子部品で野生生物の保護に寄与することができると考えております。具体的にはアマミノクロウサギのロードキル(車に轢かれる事故)など、人が増えると増える生き物のトラブルをなんとか最新のテクノロジーを使って防止できないか、など様々な課題に取り組んでいけたらと思っています。

この後の動きは追ってコラムで書きたいと思います。

定期的に更新されますので、続きをお楽しみに！